今日は周防大島へ、、、、

 空は真っ暗でしたが、なんとか雨には逢わずに済みました。 
しかし「突風」に「黄砂」に「PM2,5」に「花粉」も飛んでいます。
目には色んな物が入ってきて、涙で大変。
 
吉和方面へ行く予定でしたが、予報を見ると四面雨歌。 周り中どこも傘マーク。 
大島方面だけ傘マークが無い予報なので、こちらへ矛先を転じました。  
 
朝は18度。 ところが昨日とはうって変って風が強いし、午後になって気温が上がるどころか、8度ぐらいまで下がってきて寒い寒い。 (予報では午後は12度。とくに高速では真冬の防寒装備が必要でした)
手がかじかむ程ではありませんが、こりゃあ冬ツーリングの気温。
大島では山間部の「オレンジロード」をぐるっと1周回った格好です。 バイカーには好ましいワインディングなんですが、砂が浮いていたり、カーブに車が止まってる事もありますので、コンセントレーションと注意力が長く必要です。
 
お昼はリッチに片添ヶ浜のホテルでミニステーキの定食。 ここの「海鮮丼」は、名だたるどこの丼よりも最高に美味でしたが、でもなぜかメニューにありません。 廃番ですかね? まああれだけの新鮮な海の幸をキープするのは、大変だったことでしょう。  散々海を眺めといての、まさかの肉食となってしまいました。 それもまあ一興。
 
今日はほんと身体が冷えましたね。 もう1枚ジャケットの中に着ておけば、どうって事も無かったんでしょうが。 
晩飯後、8時でもう焼酎を呑んで、コタツで暖まっています。 
風呂へ入るのはもう少し温まってから。 やっぱ芯から温まるためにも「鶴の湯」へ行く事にしました。
 
そうそう帰路の高速で宮島SAでの休憩後、高速走行を再開してしばらくすると、いきなりのスローダウン。 
一旦完全に停止してしまいました。  どこか壊れたのかとも思いましたが、コックを予備に切り替えてやると復帰。 
初めてのバイク(笑)はよく分かりませんね~。
 
 本日のお供は「アフリカツイン」で、23Lぐらい入るかなりのBIGタンク。 出発前の確認で7~8割あるように見えたので、すっかり油断してましたよ。
 私の昔乗っていた古い型のアフリカツインは、まず黄色ランプが点灯し、赤が点灯し、それから予備と言う順番。 しかもタンクの左右にコックがあり、予備でのガソリンも左右にありました。  こいつには燃料計も無ければ、インジケーターランプも無い、予備コックが1個あるのみ、、、。 満タンにしてトリップメーターで、走る事の出来る距離を概算で割り出すしか無い、昔ながらのバイクのようです。 まあ慣れればどおって事はありませんが、砂漠仕様じゃなくなってるって事です。  
 
 私にとりこのアフリカツインは新型なんですが、こいつすら生産中止になってすでに10年ぐらいを経ています。 そりゃそうですよね、私がアフリカツインでガンガン走っていたのは、、、、すでに25~20年前。 すっかり「浦島太郎」  砂漠仕様でタフさが売りのアフリカツインも、アメリカでのラリーに出、国内での「ヒババレイ7時間」に3回も出、すっかりボロボロ。 フレームの各所にクラック。 リムにクラック。 エンジンはネバダ砂漠の砂を吸わせてしまいましたので、白煙モウモウ。  この20年、アフリカツイン以外のバイクを散々乗っていますが、ここまで手足と同じく、筋肉、神経組織まで繋がるバイクはありませんでした。 身体の一部と言うか半分ぐらいですかね。 アフリカツインに乗ると「ユニコーン」になった、、、、いや戻ったような気になりました。 
  *ユニコーン英語 : Unicorn, ギリシア語 : Μονόκερως, ラテン語 : Unicornis)は、一角獣(いっかくじゅう)とも呼ばれ、の中央に一本のが生えたに似た伝説生き物である。語源ラテン語の unus 「一つ」と cornu 「角」の合成語で、ギリシア語で「モノケロース[1]とも言う。非常に獰猛で、処女の懐に抱かれて初めて大人しくなるという。角にはなどので汚されたを清める力があるという。
 
 750と言う排気量は今となっては中間排気量。 傍から”凄いね”とか言う言葉を掛けられる事はありません。 そんな言葉は1,000cc以上のバイクにのみ使われています。 こうして750に戻って見ると、適度なパワー、適度な重量、適度なハンドリングに再発見の数々。 リッターバイクはアクセルを開けた時の、素晴らしい加速や振動がたまりませんが、反面その重量、クラッチの重さや細やかな部分で、体力、神経を消費していた事に気づかされました。 
気負いも無く、パワーの過不足無く、それ程の体力も必要無く、神経を尖らせる必要も無く、心底のんびり出来る排気量だなと再認識。
1日で1,000kmを走るのに、最も楽に走ってくれるバイクだと再確認いたしました。 
 
 他のメンバーとはルートを変え、最短コースとなる高速1、2号で呉道路へ降り、省エネ走行で呉までハラハラしながら帰って燃料補給しました。 セーフ、、、、でもこちらのルートは料金が高いので、 ちょっともったいないんですが、、、。
 
 行きの道中で見え隠れしていた「高速3号」が、観音町の辺りでかなり工事が進捗してるようでした。 ここは最終的に廿日市で繋がるんでしょうか? 陸の孤島と言われ続けていた「呉」が、やっと利便性の良い街になりそうです。  
あとは個人的に「とびしま海道」と「しまなみ海道」を、橋をもう2つ架けてもらい繋がってくれれば、と思います。 すると全国的にも類を見ないほど良いポジションとなる「呉」。 中四国、九州へのツーリングの拠点になってくれるはず。
 
さ来週(3月27日)開通予定の「第二音戸大橋」。 たぶん来年全通予定の「東広島ー呉自動車道」、それにこの「高速3号」の完成も楽しみですね。
  
まあこんな事、そんな事もあるのが ”旅” の醍醐味。 
また行きましょう。